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薬剤師として働きたくない人必読!【週3日派遣薬剤師の体験談】

薬剤師として働きたくないな、と思ったことはありませんか?

  • ルーティンワークばかりでやりがいを感じない
  • 理不尽なことで患者さんから怒られる
  • パワハラ上司に毎日嫌がらせを受けている
  • 毎日毎日医師に頭を下げていやになってくる

など、人によって働きたくない理由はさまざまありますよね。

そんなとき「薬剤師の職自体をやめて全く違う職種でみたい」と考えたことはありませんか?筆者は週5日薬剤師として働いているころ、常に考えていました。結果として、筆者は現在、週5日正社員から週3日派遣薬剤師になり、以前に比べ自由にのびのびと働けています。

医療資格の良いところは、食いっぱぐれがないことです。結論、現在の働き方に不満や不安要素があるのであれば、ゆるっと働ける派遣薬剤師に転職して副業を始めてみるのをおすすめします!

はてな美

現在の薬剤師としての働き方に疑問がある…

はてな子

このまま薬剤師として働いているだけでいいのだろうか?

と悩んでいる方の考えるきっかけになれば幸いです。

やむちゃ

どなたかの参考になれば幸いです!

目次

薬剤師として働いていない人が全国には1万9462人も!

2022年に厚生労働省から公表されている薬剤師の届け出に基づく統計結果で、全国約32万人の薬剤師が届け出を行っています。

この統計は2年に一度、全ての医療従事者が提出する届出に基づいて作成されています。現場の薬剤師はもちろん、製薬会社や治験コーディネーターなどの企業に勤める薬剤師免許保持者も統計に含まれています。

32万人のうち、薬に関係ない場所で薬剤師免許を保有している「無職の者」と「その他業務の従事者」の合計が1万9462人と公表されています。

約2万人の人が薬剤師免許を持ちながら、薬剤師として働いていないのであれば「薬剤師として働きたくない」と思っている人も全国的には珍しくもないかもしれません。

実際に週5日→週3日薬剤師に転向した筆者の場合

薬剤師として現場で働いていると「ああ、薬剤師として働きたくないな」と思う気持ちはとてもよくわかります。実際に筆者も、正社員として週5日働いていましたが、現在は週3日の派遣薬剤師に転向しました。

理由は長くいた調剤薬局の経営統合という名の企業買収や、体調不良による突然の退職です。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

当時は正社員をやめたら人生が終わってしまうと思っていました。それでも実際に正社員から派遣社員になっても実際に薬剤師としての業務内容は変わらず、むしろフットワークの軽さに清々しい気持ちの方が大きくなりました。実際の変化を以下の表にまとめてみました。

スクロールできます
変化週5日正社員時代週3日派遣社員+ライター
月収33万円25万円+10万円前後
労働日週5日週3日+空いた時間に
労働時間8時半〜19時
残業あり
派遣 9時〜18時
残業なし
ライター 好きな時間に
労働場所配属された店舗に
異動あり
派遣 好きな場所を選べる
ライター 好きな場所を選べる
ノルマかかりつけノルマあり
目標設定あり
なし
福利厚生ありあり
ボーナスあり派遣会社によってはあり
社会保険料天引き大節税方法によっては小

月収は正社員時代に月33万円でしたが、現在は派遣薬剤師で25万円前後、ライター業は波がありますが、月15万〜5万で平均して10万前後です。合計の手取りは、ほぼ横ばいなのに、自由度が高い今の働き方はすごく生活の質を向上させてくれていると感じます。

筆者の場合、今でこそ週3日派遣薬剤師+ライターという二刀流ですが「副業収入がそんなにないよ〜!」という方は、まずは派遣薬剤師1本で始めてみると良いでしょう。時給3000円、8時間労働、週5日(月20日)ならば月収48万円です。筆者自身も、まず初めは週5日派遣薬剤師という仕事を体験しながら副業を始めてみて、徐々に派遣薬剤師のウエイトを落としてライター業に振っていきました。初めから冒険をするのが怖いな、と思う方にはおすすめの方法です。もし派遣薬剤師が合わないと感じるのであれば、また正社員への転職を検討しても良いでしょう。

薬剤師として働きたくない人は、この記事をきっかけに、今一度現在働いている環境や条件について再確認することが大変重要です。そして違う働き方をした場合、どのようなメリットとデメリットがあるのか、箇条書きでもいいのでまとめておくと良いでしょう。

薬剤師として働きたくない理由は?

あなたが薬剤師として働きたくない理由はなんですか?下記では筆者やその他薬剤師が薬剤師として働きたくない理由について、解説します。取り上げた理由以外にも、働きたくない理由があれば確認しておくと良いでしょう。今後の対応策を考えるきっかけとなります。

パワハラ上司がいる

上司ガチャという言葉がありますが、上司の当たり外れで今後の薬剤師人生が大きく変わります。良い上司に当たった場合は、今後の薬剤師人生でも良い影響を与えてくれるきっかけとなります。しかし悪い上司に当たってしまった場合、しかもその上司がパワハラ上司だったとき、心身ともに疲弊するだけでなく人生を大きく狂わされてしまう可能性もあります。

大手企業や薬局であれば、パワハラを含むハラスメントの相談窓口が設置されていたりします。しかし、小さな会社や薬局では上司に相談しても、なかなか掛け合ってくれなかったり、ひどいところはパワハラの事実を隠蔽するところもあります。

パワハラ上司がいる場合、その上司がいなくなることを望むより自分自身が逃げて疲弊することを避けた方が労力は少なく済みます。心身の障害がひどい場合は、傷病手当も検討できます。ぜひ一度自分の環境を考え直すきっかけとしてください。

ノルマがきつい

調剤薬局や病院などの保険の点数を気にする経営者に、ノルマを突きつけられる職場も多くあります。例えば以下のようなノルマです。

  • かかりつけ薬剤師を月○人取らなければならない
  • 在宅患者を月○人新規で取らなければならない
  • ジェネリックの使用率を90%以上にしなければならない
  • 薬局の新規アプリ会員を月○人以上登録させなければならない

ノルマを達成しなければ減額になることはありませんが、上司からチクチク言われたり、同僚から仕事ができないとレッテルを貼られてしまうことになりかねません。

ノルマがあるせいで患者さんへの対応が患者さんの利益優先ではなく、ノルマ優先となってしまうこと自体は避けたいですよね。

長時間労働

人手不足から長時間労働や長期間労働を強いられる薬局や病院も多くあります。薬剤師過多になると言われている昨今ですが、2023年現在、都心部以外は全国的に人手不足の傾向にあります。(参考:厚生労働省 都道府県(従業地)別にみた人口10 万対薬剤師数 3 薬剤師

残業が月100時間を超える友人をみたことがありますが、最終的には身体を壊してしまい退職する事態となりました。ライフワークバランス以前に人として、最低限の休息が取れない職場はすぐに退職した方が無難でしょう。

給与頭打ちが早い

薬剤師は初任給こそ高いと言われていますが、頭打ちは早い業種です。30代中頃で年収700万前後になりますが、そこから年収が1000万円を超えていく人材は一握りです。

もし都内で子育てや一軒家を購入するなど、金銭的に余裕が欲しければ個人で700万円では生活が難しい場合があります。700万以上の年収が欲しい場合、雇用される薬剤師として働く以外の選択肢も視野に入れると良いでしょう。

また、令和4年7月には厚生労働省から薬剤師の数は今後飽和していくとの発表がありました。いつまでも現在の年収が続くとも限らない現状であることは常に頭に入れておいた方が良いでしょう。(参考:厚生労働省 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(とりまとめ(今後の検討課題))

薬剤師として働きたくないときの対処法

薬剤師として働きたくないと思ったとき、以下の3つの選択肢があります。自分にあった選択肢で、現状を打破してみましょう。

  1. 今すぐに仕事を休む
  2. 転職する
  3. 副業を始める

以下で詳しく解説します。

今すぐに仕事を休む

下記の状況の場合、とにかく早めに休みましょう。

  • パワハラ上司に毎日毎日攻撃されている
  • 仕事に行きたくなくて涙が出てくる
  • 職場に向かうと動機や息切れ耳鳴りで倒れそう
  • 何もやる気が起きず何もかもどうでもいい

仕事を休むことで他人に迷惑をかけてしまうのではないか、など心配になる方が多いですが、自分の身体は自分にしかわかりません。仕事の代わりは他の人でもできますが、あなたの代わりは誰もいません。あなたの身体はあなたのものであり、会社のものではありません。

少し休んでも仕事に行く際、上記のような心境になるのであれば、近隣の精神内科を受診し、診断書が出れば傷病手当をもらうことができる可能性があります。とにかく休みを取りましょう。

転職する

薬剤師として働きたくないのではなく、現在の職場環境がいやなだけなのかもしれません。現在の職場環境や、周りの状況が変わることで劇的に好転する場合もあります。

好転した結果「あれ?薬剤師として働きたくないんじゃなくて、この会社がいやだったのか〜」と意外なことに気付くことも。転職する際は、自分が現在やっていることのうち、やりたくないことを箇条書きでもいいのでまとめておくと良いでしょう。

転職については今後別記事にまとめますので、参照ください。

副業始める

環境を変えるもうひとつの方法として、副業を始めてみるのも良いでしょう。現在、世の中でも副業ブームもあり、さまざまな副業が特集されています。

かくいう筆者もライターを副業として始めたことで、新しい目線で本業をみることができました。副業を始めることで、本業で落ち込むことやいやなことがあっても「副業あるしな」と思うことができます。心的負担が軽減するので、大変おすすめです。

副業を始めるメリットとデメリットについてはこちらの記事を参考にしてください。

まとめ

今回は薬剤師として働きたくない人は、とりあえず一回、派遣薬剤師やってみなよ!という内容の記事でした。
(私が利用している派遣会社さんについては、今後別記事として更新予定です。気になる方は𝕏よりDMください!)

筆者個人としては、派遣薬剤師を推しますが、派遣薬剤師でなくとも、転職活動をして、今いる環境から離れてみることは視野の広がる経験になるのでとてもおすすめです。

はてな美

とは言っても時間がないよ…

はてなさん

転職サイトは山ほどあってよくわからないよ…

と、言う方には、個人的におすすめの転職サイトはファルマスタッフさんです!
面談があってちょっと工程が多いのですが、その分、親身になってお仕事を探してくれますよ〜!

「派遣薬剤師って不安定なんでしょ?」「派遣切りって怖くない?」などさまざまな不安や心配があると思います。不安があるのは、その中身を知らないからです。情報が十分であれば過度に怖がる必要はありません。

薬剤師という国家資格は大きなメリットです。今後の薬剤師業界がどうなるのか、今後の医療業界はどうなるのか常に考えて、たった一度きりの人生、楽しんで暮らしましょう。

やむちゃ

あなたの人生が輝いた人生になりますように♪

https://twitter.com/mm3_t0
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この記事を書いた人

派遣薬剤師💊×HP制作ライター💻の二刀流⚔️
6年制卒の3期生で現役薬剤師。
転職回数4回で、転職面接回数は20社以上。
ほぼ全ての会社から内定。
2児の母、専業主夫の妻、1馬力4人家族の大黒柱。

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